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さいの神

1月11日(土)、十二神社でさいの神という行事が行われました。
本来は1月16日頃の行事で、小正月を迎えるにあたって、正月飾りや
しめ縄を燃やし、同時にその年の豊作を祈るものでした。

集落の家々を回り飾りを集めるのは子どもの仕事、そのため
近年は土曜日開催となっています。
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わらで塔をつくり、しめ縄を巻き付け、飾りを組み込みます。
神社と恵方にお祈りしてから点火、火がつくとみなさん持参の
スルメやお餅、ニンニク、ネギを焼きながら暖まります。
ちなみに積雪は1m超で雪の降る中です。
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その昔は、各戸ごとに雪の小山を積み上げて、その頂きに柴を立て、
正月のしめ飾りで囲った「鳥追い堂」をつくりました。子どもたちはその上で
鳥追唄を歌って近所のお堂をめぐったそうです。小正月の神棚飾りは
水木の枝に餅の梅花や稲穂をつけたものにかわり、鳥追い堂に使われたしめ縄は
集められてさいの神で焼かれる、農業信仰の行事だったそうです。
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わらしごと

田んぼの作業が終わり、雪が降り始めると、冬仕事がはりまります。
ととは家で「わら」しごと、かかは家で「はた」しごと。
翌年一年間で使う、わらじ、みの、きもの、すべて冬のうちにつくっておきます。

今日はおじいちゃんにわら仕事(まずはわらじ)を教えてもらいました。
最初に刈り取った藁を木づちでたたいて柔らかくしておきます。
それから全ての基本となる 縄 を綯(な)います。
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数本の藁をふた束、器用に一本の縄にないます。
やらせてもらいましたが、これがまた難しい。
同じ太さで長いものをつくるのは職人技です。
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それから縄を基礎として、藁を編んでわらじの形にしていきます。
糊もテープも使わず、わらをつぎ足して編むことで途切れることなく
わらじになっていきます。Image
最初と最後のし仕組みは企業機密だそうです笑

師匠の隣で格闘すること2時間、大幅な助けを借りて1足のわらじができました。
昔は、わらじはこどもの仕事で1日10足できて一人前と言われたそうです。
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藁は中空なために、断熱効果がありあたたかいのだそうです。
ホッキョクグマの毛皮と同じ原理ですね。

最後の写真は正月飾りです。
いまこれをつくれる人はもうあまり残っていないそうです。
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すっかり銀世界

すっかり銀世界

12月16日、前日2日間に降った雪でいきなり積雪が70cmくらいになりました。
稲刈りをしたのがウソだったかのような、一面の銀世界となりました。
近所のおじいちゃんの名言;
「夏は草と闘い、冬は雪と戦う。生きるとはそういうもんさ」

なるほど。

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柿もぎ

柿もぎ

冬準備が進む中、柿をもいでいます。
渋柿は焼酎に「さわし」て甘くしてから食べるそうです。
柿の木の下では大根を干しています。こちらは漬物にするそうです。

栃窪はめっきり寒くなり、雪囲いをはめる家も出てきました。いよいよこれから冬です。

パノラマカフェ オープン!

9月14日、パノラマカフェが本格営業を開始しました。

地元産のコシヒカリおにぎりや、きのこ汁、けんちん汁、コーヒー、生ビールを用意してお待ちしております。画像
14日は道の駅でチラシを見てくださったご家族や、旅行の途中に寄ってくれた圏外の方、地元の小学生や集落のみなさんがお越しくださいました。おにぎりと汁は早々に売りきれてしまいました。

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16日、21日、22日、23日もオープンしています。

是非お越しください!

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