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さいの神

1月11日(土)、十二神社でさいの神という行事が行われました。
本来は1月16日頃の行事で、小正月を迎えるにあたって、正月飾りや
しめ縄を燃やし、同時にその年の豊作を祈るものでした。

集落の家々を回り飾りを集めるのは子どもの仕事、そのため
近年は土曜日開催となっています。
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わらで塔をつくり、しめ縄を巻き付け、飾りを組み込みます。
神社と恵方にお祈りしてから点火、火がつくとみなさん持参の
スルメやお餅、ニンニク、ネギを焼きながら暖まります。
ちなみに積雪は1m超で雪の降る中です。
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その昔は、各戸ごとに雪の小山を積み上げて、その頂きに柴を立て、
正月のしめ飾りで囲った「鳥追い堂」をつくりました。子どもたちはその上で
鳥追唄を歌って近所のお堂をめぐったそうです。小正月の神棚飾りは
水木の枝に餅の梅花や稲穂をつけたものにかわり、鳥追い堂に使われたしめ縄は
集められてさいの神で焼かれる、農業信仰の行事だったそうです。
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